遅い春

昨年の12月の半ば頃まで、この冬は暖冬だと思っていた。それくらい寒くなるのが遅かった。年末が近づいて、急に寒くなり雪が降った。

すると結構ヘビーな大雪の日もあるようになった。十和田市では大雪とはいっても、そこまでひどくはなかったが、津軽の方、特に青森市ではこれまでにない大雪で、除雪が間に合わない事態が生じたようだった。

私は12月末に本を出版した。その疲労が出て、年明けからはブログも書けず、SNSでの発信もほとんどできなかった。疲労が嵩み体力が少しでも落ちると、散歩に出て風景を眺めるような余裕はなくなる。それに、1、2年前だと、真冬のかなり寒い日であっても、防寒の衣服に身を包み、雪を踏んで歩くこともあった。それで風邪をひくでもなかった。

ただ、もう高齢でもあり、本当に寒い時は、どれほど防寒の衣服を着ても、散歩をするのは無理である。

それで春になるのを待っていた。ところが今年の春は、もう来たようでいて、朝晩が寒かったり、また日中の日差しも少なく、お世辞にも暖かいとは言えない寒い日が続いた。

それが、もう三月末である。それにも関わらず、ああ春だと、掛け値なしに言えるほどには、暖かくならない。

それもあってのことか、官庁街通りの花壇で、春の花を見ることもずっとなかった。2、3日前くらいからだろうか。その花壇にすみれを見かけるようになった。管理されている方たちが植えてくださっているのであろう。

Towada City. 2026.3.29.

散歩の途中で見かける家家の庭に咲く花は、すでに早いものは咲き始めている。一番早かったのは、近所で見かけた、真っ黄色のクロッカスだった。それからしばらくして、別のところで、スイセンが一つもう満開になっていた。

Towada City. 2026.3.14.

春の花を見かけるようになって、やっと本当に春が来たのだと、安堵している。 

4月に入れば、春が来たどころの話ではなくなるのかもしれない。まだ寒々しいので、感覚としては想像もできないが、あと2、3週間で桜も満開になるのであろう。